宗運寺がある嬉野市についてご紹介致します。
概要
佐賀県嬉野市(うれしのし)は、佐賀県の南西部にある市で 平成18年に、旧嬉野町と旧塩田町が合併して嬉野市として誕生しました。
この地域は、美しい自然環境と温泉で有名であり、日本国内外から多くの観光客が訪れます。嬉野市は「茶の湯文化」と「温泉文化」の融合が特徴で、訪れる人々に心からのおもてなしを提供しています。
歴史
嬉野市の歴史は古く、多くの文化財がこの地に息づいています。市内には、江戸時代から続く歴史的な温泉宿が点在しており、その多くが現在も営業を続けています。また、この地域は日本茶の生産でも知られており、特に嬉野茶はその高い品質で有名です。
自然・花
嬉野市は、豊かな自然に恵まれています。市の周辺には、歩いて探索できる多くの自然トレイルがあり、新緑や紅葉の季節は特に美しい景色を楽しむことができます。また、この地域は農業も盛んで、新鮮な地元の野菜や果物を市場や直売所で購入することができます。
嬉野市は桜の名所としても知られています。市内でも公園に限らず、さまざまな所で見受けられます。平成19年2月に市花に指定されました。
宗運寺でも、3月下旬から4月上旬にかけて桜が咲き誇り、年間法要の一つとして「はなまつり」が開催されます。
文化とイベント
嬉野市では、年間を通じて様々な文化イベントや祭りが開催されます。
茶の収穫に感謝し、神前に新茶を奉納する「献茶祭」や、うれしの茶の祖とされる吉村新兵衛(1603~1657年)をしのぶ「新兵衛まつり」、温泉まつり等、茶と温泉にちなんだお祭りが多いです。
その他、嬉野市の冬の風物詩となっている「うれしのあったかまつり」では、市内各所にランタンや灯籠の温かな明かりが灯ります。
期間中は土日を中心に伝統芸能の披露や湯どうふなども楽しめます。
グルメ
嬉野市の食文化は、その地域性を反映しています。温泉地としての地位を活かした、湯豆腐、土鍋ご飯などが有名で、その他、温泉卵や蒸し料理なども人気です。また、地元で採れる新鮮な野菜を使った料理や、嬉野茶を使用したスイーツも楽しむことができます。
観光スポット
嬉野温泉
嬉野市の最大の魅力の一つは、その豊富な温泉資源にあります。嬉野温泉は「美肌の湯」として知られ、その泉質は肌に優しく、美容に良いとされています。
この温泉地は、静かな田園風景の中にあり、訪れる人々に穏やかな時間を提供します。温泉街には、多くの旅館やホテルが立ち並び、それぞれが独自のおもてなしでゲストを迎えています。
肥前夢街道
肥前夢街道は、江戸時代を観て、触れて、体験できる忍者村です。
忍者服をレンタルして、江戸の街が再現した施設の中で、様々な忍者体験ができるので、家族連れ、観光客にも大人気のスポットです。
轟の滝(とどろきのたき)
嬉野温泉街から長崎方面へ1キロほど行った塩田川の上流、塩田川と岩屋川内(いわやがわち)川との合流付近にあるのがこの轟(とどろき)の滝です。高さは11メートルで、三段の滝を形成しています。滝壺の面積は、約2500平方メートル。水が流れ落ちる音が、雷が轟くようであるところからこの名前がつきました。周辺は公園になっており、湯上がりの散歩にぴったり。滝の下流にある滝見橋は、滝を眺める絶好のポイントです。春には桜の花が公園一帯に咲き、人々の目を楽しませてくれます。
塩田津
塩田町は、長崎街道(シュガーロード)の塩田宿として、また塩田川河港として栄え古い町並みが残っており、「塩田津」は重要伝統的建造物群保存地区に選定され、2020年6月には 日本遺産に認定されました。
中央を通る長崎街道沿いには白壁やかや葺きの建物、土蔵がひしめき、高台には寺社がひかえます。塩田石工による川沿いの石垣や恵比寿像も点在し、重厚かつ良好な伝統的な町並みを形作っています。
横竹ダム 御衣黄桜
横竹ダムは2001年に完成したダムですが、全国的にも希少な御衣黄桜がダムを囲むように約300本植樹されています。
御衣黄桜は、ソメイヨシノが散った後、4月中旬~下旬頃に咲く桜です。
サトザクラの品種の1つで、開花したばかりの花は淡い緑色、徐々に黄色に変化し、やがて花びらの中心部が赤く染まっていくのが特徴です。
ここまでまとまって植樹されている事は少ないため、全国から観光客が訪れるスポットになっています。
まとめ
佐賀県嬉野市は、豊かな自然、温泉、文化が調和した魅力的な地域です。訪れる人々には、心からの癒しとおもてなしを提供し、日本の伝統的な美しさを感じさせます。歴史を感じることができる温泉街の散策、美味しい地元の食事、そして豊かな自然の中でのリラックスタイムは、訪れた人々にとって忘れられない体験となるでしょう。嬉野市は、日常から離れて、心身ともにリフレッシュしたい人にとって適した場所と言えます。